高度経済成長

高度経済成長 団塊世代★メタモルフォーゼ

高度経済成長

高度経済成長


団塊世代が見てきたものは、
国家ぐるみの成り上がり、
大逆転のドラマである。
日本の高度経済成長
他に類を見ない空前の時代経験だった。 
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僕たちが何気なくあたりまえのように生きてきたこの時代、
1950年代半ばから1970年代初めころまでの日本の高度経済成長は、
世界のどこを見ても、あるいは歴史のどこを探っても、
本当に他に類を見ない空前の時代経験だったのだということである。

(但し、空前ではあっても絶後かどうかは分からない。
今現在、中国やインドで起きていることが、
日本の経験を越えるものになりそうだから。)

このような特異な時代をもう一度順を追って振り返って見よう。

第二次世界大戦が日本の敗戦に終わるとまもなく、
ほとんどの社会インフラを失っていた日本はいわゆる戦後インフレに突入する。
そしてこのインフレを抑えるために強行された対デフレ政策ドッジ・ラインは、
激しい労使の対立を引き起こし、多くの企業倒産と失業者を生み出した。

夜明けの前は最も暗い高度経済成長前夜。
凄まじい不況にあえいでいた日本経済に僥倖が訪れる。
1950年/昭和25年に勃発した朝鮮戦争による特需景気である。

戦争に伴う物資の大量需要で企業経営が急速に立ち直ったことに加え、
日本が先進国から新技術を導入する契機ができたことが、
その後の経済成長のための下地となった。

1955年/昭和30年ころには、国民所得は戦前を越える水準に回復、
経済白書には「もはや戦後ではない」という勇ましい言葉が登場、
戦後復興を通じた成長の時期はようやく終わりを告げる。

今後の成長のために「技術革新」に向かっていこうという決意とともに、
当時の日本人の中にようやく希望と自信が戻りはじめ、
いよいよ「三種の神器」に代表される消費革命の時代が幕を開ける。

1960年/昭和35年、岸内閣は安保闘争で倒される。
後継の池田内閣は、デモ騒動で騒然としていた世情のなかで、
「所得倍増計画」を発表。来るべき豊かな時代を指し示す。

9%の経済成長を10年間続ければ、国民総生産・国民所得が倍になる、
本当にできるのかという懐疑的な声もものかわ、
日本の経済成長は当初の予想を越えて年平均10.9%の成長を続ける。

こうして日本は
経済大国への道を着々と歩み始める。

重化学工業などの旺盛な民間設備投資や技術革新は
大きな需要を新たに生み出し、
未曾有の好景気「神武景気」「岩戸景気」を引き起こす。 

地方からの集団就職が金の卵といわれたのもこの頃で、
彼らは旧い社会を脱出して新たな都市の住民となっていく。

「大量生産」「月賦販売」「三種の神器」「東京タワー」
「新幹線」「東京オリンピック」「巨人・大鵬・卵焼き」
この時代を髣髴とさせる言葉や出来事は、
敗戦から立ち直っていく日本をよくあらわしている。

1965年/昭和40年、約5年の長期にわたる「いざなぎ景気」が始まる。
日本の製造業が世界に進出。輸出立国の時代になる。
「終身雇用」「年功序列」という日本型の労使関係は、
「会社人間」「企業戦士」「猛烈社員」を生み出し高度経済成長は加速。

1967年にはついに国民総生産が西ドイツを抜いて世界第2位へと躍進。
巷のムードは「昭和元禄」。全国民の9割が中流意識を持つに至る。
しかし一方、高度成長の歪みが社会のあちこちに露頭を表し始め、
公害の深刻化、学園紛争の激化などが起こる。

1973年、第四次中東戦争が勃発すると、
OPECは戦略的に原油の生産削減・価格引上を強行。
石油のほぼ全てを輸入に依存してきた日本経済を直撃。

第一次オイルショックが発生。消費者のインフレ心理から、
「狂乱物価」といわれる激しい物価上昇が引き起こされて成長率は急降下。
さしもの高度経済成長期も次第に終焉へ向かっていくことになる。

団塊世代が見てきたものは、国家ぐるみの成り上がり、大逆転のドラマである。
いわゆる日本経済の実質成長率(年平均)を年代ごとに示してみると、

60年代10.6%
70年代5.4%
80年代3.8%

そしてバブルが崩壊した90年代ですら年平均1.6%の成長を続けており、
この40年間の実質成長率の年平均は5.3%となるのだそうである。

産業革命によって世界帝国を形成したイギリスの18〜19世紀のそれは年平均1.2%、
「アメリカの世紀」といわれる20世紀の米国でさえ年平均2.1%なのである。
これらと比較してみるとよくわかる。

国民総生産でいうならば、
1960年には440億ドル、
1967年に西ドイツを追い抜いて世界2位の1239億ドルとなり、
1970年2033億ドル、
1980年1兆0709億ドル、
1990年3兆0823億ドル、
1995年には5兆3384億ドルに達している。

このとき米国は7兆4209億ドル。
極東のはずれにある小さな島国が、敗戦の焼け野原から立ち上がり、
世界帝国であるアメリカに、最も肉薄したのがこのときであった。

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