ビートルズ

ビートルズ 団塊世代★メタモルフォーゼ

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当時の大人たちにとって、
ビートルズの曲は本当に、
騒々しい雑音にしか聞こえなかったのだと言っても、
今の若者たちは
信じることができないだろう。
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団塊世代は、
俗にテレビっ子世代、マンガ世代、ビートルズ世代、全共闘世代などといわれる。
その中でもビートルズの影響はかなりの深さと広がりを持っているようだ。

団塊世代の高校から大学に至る数年間の青春時代を彩ったのが彼らの音楽であり、
生きた英語に触れ世界の文化に目を向ける契機を与えてくれたのも彼らだった。

イギリス、リヴァプール出身の4人の若者
(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、 リンゴ・スター)
は世界中で最も広く知られ、成功したロックバンドである。

学校仲間のアマチュアバンドからスタートした4人組が、
1962年にレコードデビューし、1970に年解散するまで、
世界中に引き起こした熱狂は他に比べうるものを見つけられない。

その音楽は世界で認められ、
日本においても60年代以降のロック・ポップスシーンに影響を与えた。
グループサウンズもビートルズから影響を受けたジャンルのひとつである。

ファッションにおいても当時の若者達に絶大な影響を与えた。
特にマッシュルーム・カットと襟なし服は初期のビートルズのトレード・マークだった。

アメリカにビートルズが上陸したのは1964年2月7日、
4人がニューヨーク・ケネディ国際空港に降り立つと、
1万人にも上るファンと大勢のマスコミが大歓声を以って出迎えた。

この年、ビートルズは、
デンマーク・オランダ・香港・オーストラリア・ニュージーランドと
ワールドツアーを成功させて熱狂は世界的になっていく。

その後ビートルズは、ついに日本にもやってくる。
1966年6月の日本武道館での公演を思い起こす方も多いことだろう。

当時、日本では若者の一時の現象、といわれていたビートルズは、
やはり熱狂的なファンの歓迎を受け、厳重な警備の元5日間のライブを行った。
チケットはなかなか手に入れることができなかった。

当時の東京都は都内の小、中、高校にビートルズ来日において、
良識ある行動をとるように生徒に指導することの内容の要望書を配布していた。
それを受け、東京都だけではなく日本各地の学校では、
ビートルズ対策をつくり、それに対応していった。
多くの学校ではライブに行くことを禁じていたが、
高校生の中には学校の目を盗んでライブ会場に足を運んだものも少なくなかった。

いまや不世出のアーティストと言って異論を唱えるものはないであろうが、
その当時の大人たちは、なぜ若者たちがあんなものに熱中するのかと訝っていた。
マスコミの報道も、若者たちの熱中振りを一つの異常な社会現象として捉えており、
ビートルズそのものや楽曲にはほとんど興味を向けていなかったのである。

実際に当時の大人たちにとって、
ビートルズの曲は本当に、騒々しい雑音にしか聞こえなかったのだと言っても、
今の若者たちは信じることができないだろう。

今の音楽の中にビートルズを置いてみれば、
むしろゆったりとしたメロディアスな曲想のものがほとんどなのだから。

他国においても、大人たちのビートルズへの視線は冷たいものだった。
ビートルズが世界的に大成功をおさめ、英国の名を高からしめたと言うことで、
大英帝国の権威あるMBE勲章を受けたときでさえ、
ビートルズの音楽はまだ若者以外には理解されていなかった。

彼等と同列になる事を恥じた嘗ての叙勲者から返却が相次いだのである。
平和主義のジョンは「彼等の多くは戦争で沢山の人を殺した事で貰ったんだ。
でも僕らは音楽で世界を楽しませた事で貰った」と皮肉を述べている。

そんな大人たちの反応を見ていた団塊の世代は、
ビートルズの良さが分かるのは自分たちだけだと思い、
ビートルズは自分たちだけのものだと考えていた。

日本の教育の現場で文部科学省が認める音楽や英語の教科書で
ビートルズの楽曲や歌詞が使われ、ビートルズの楽曲が流れて
くるなどとは、40年前、想像した者がいただろうか?

ワイルドで騒々しいサウンドに眉をひそめる大人たちの中で、
世界の若者の心をしっかりと捕らえたビートルズ、
今聴いてみれば懐かしい曲が数多い。

ビートルズが8年間にリリースしたアルバムは、

プリーズ・プリーズ・ミー(1963.3.22.)
ウィズ・ザ・ビートルズ(1963.11.22.)
ビートルズがやって来る ヤァ !ヤァ! ヤァ!(1964.7.10.)
ビートルズ・フォー・セール(1964.12.4.)
4人はアイドル〜HELP!(1965.8.6.)
ラバー・ソウル(1965.12.3.)
リボルバー(1966.8.5.)
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(1967.6.1.)
マジカル・ミステリー・ツアー(1967.11.27.)
ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)(1968.11.22.)
イエロー・サブマリン(1969.1.17.)
アビイ・ロード(1969.9.26.)
レット・イット・ビー(1970.5.8.)

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