団塊の世代

団塊世代★メタモルフォーゼ 団塊の世代・2006年 

団塊の世代

団塊の世代★2006年


自分たち団塊の世代
還暦を迎えるなんていうことは、
ほとんど想像もつかないことだと
思っていたのに、
いつの間にかもう直ぐ
目の前にある現実になっている
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子供の頃には自分たちが
団塊の世代と呼ばれることになること知るはずもなく、
年を取るというのがどんなことかも
よく分からなかった。
年寄りを見ても
あんな風になる自分たちが
イメージできなかった。

確かに今の僕たち団塊の世代は、
ほとんど還暦を目の前にしながらも
あんな風な年寄りにはなることができていない、と思う。
浪曲や都々逸が好きになってくるわけでない、
とかいうことではなく、
そもそも、僕のじいさんやばあさんは
「年寄りになることができていない」なんて考えは
露ほどもなかったと思うのである。

僕の知っているじいさんやばあさんは、
ちゃんと「年寄り」をやっていた。
それに引き換え団塊の世代の僕たちはどうだ。

自分は特に何も変わったわけではないどころか、
自分たちは何時までも若いようなつもりでいる。
周りがどんどん変わっていくので、
結果としてただ年寄りになっているだけのようである。

そうか、こういうことだったのか。
僕たちが年寄りになっていくのではなく、
僕たちが年寄りと呼ばれるようになるだけなのだ。

と、勝手に書いては見たが、
これは団塊の世代の中でも未熟な年寄りである
僕だけのの浅墓な考えかもしれない。
他の人はどうなんだろう。
他の団塊世代の人はどう考えているだろう。
あるいは今の若者から見たら、
団塊世代の年寄りはどんな風に
見えているのだろうか。

ある調査によると団塊世代は
他の世代からどうやらかなり嫌われているらしい。
少しばかり数が多いからという理由で、
何かと目立つし、かたまって騒ぎは起すし、
第一こんな風にいつまでも、
自分たちのことを特別視して自意識が過剰である。

それならそれで仕方がない。
臨終間際まで傍迷惑な厄介者の集団として
よれよれになりながらでも
世界中を徘徊して回るのはどうだろうか。

思えば、小学校の入学前のことであるが、
今の公立は風紀が悪いから
付属に行かせると母親に言われ、
知能テストのワークブックのようなものを
練習させられたことを覚えている。

公立小学校の教師であった母親が、
自分の子供にだけはよりよい
別の教育環境を与えたいと考えたのは、
少々利己的なご愛嬌だったかも知れないが、
風紀が悪いというのは、
まさに当時の世相をあらわしていた。

その当時、
戦後まもなく生まれた子供たちはとても数が多く、
後にベビーブーマーと呼ばれることになるのだが、
その大量の子供たちが一斉に小学生になったために、
全国の小学校が突然教室不足に陥った。

予備の教室を転用したり
一教室の定員をぎりぎりまで増やしても
到底追いつかない非常事態を乗り切るために、
学校は2部授業というものを導入した。
新入生徒を2組にして
午前の組と午後の組とに振り分けたのである。

子供たちにとっては、これは一時の天国だったかもしれない。
普通なら朝から午後までしっかり
学校に拘束されて当然であるはずのものが、
午前の組は学校は毎日お昼でおしまいになり、
午後の組なら朝から昼まで丸々の自由時間が手に入る。

地域の悪餓鬼たちにとってはまさに
わが世の春が来たようなもの。
昨今の時代とは訳が違い、
子供に習い事をさせたりするのはまだほんとに少数派、
教室が足りないくらいだから学童保育などできるわけもない、
子供たちは束縛を受けることなく
羽を伸ばして大いに遊びまわったものだと思う。

公立小学校の教師から見ればそのような状況は、
風紀の乱れ以外のものには見えなかったのも無理はない。
そんなわけで僕は小学校の入学試験を受けて、
学芸大学の付属小学校に通うことになったのであり、
幸か不幸か、ちょっと風紀の悪い天国を
味わい損ねたというわけである。

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